Vol.1では夜間拝観に訪れた寺社を紹介しました。今回はVol.2では、紅葉が綺麗で特に写真映えするような京都ならではの寺社仏閣6選をご紹介します。この時期は事前予約のみの拝観としている寺院もあります。料金や紅葉の進み具合などたっぷりお届けします。
今回は京都を3泊4日、比較的混雑を避けた時間帯で一人でもたっぷり楽しめる京都らしい場所を沢山巡ってきました❤一人旅の参考に是非、最後までご覧ください
- 夜間拝観の東寺・東福寺・天徳院・知恩院
- 常寂光寺・二尊院・圓光寺・詩仙堂・建仁寺・安井金毘羅宮
- Cafe~百春・スタンプタウンコーヒーロースター・フランソア喫茶室・カトレア・ブルーマウンテン・二寧坂かさぎ屋
Dinner~京都かねよ・dd食堂・一乗寺中谷・嵐山喜重郎 - 座禅体験レポ 両足院
- 3泊4日のお宿「ホテル・アンドルームス京都七条」
- 早朝や夕方、または事前予約など、人込みを避けた静かな拝観とお参りができる場所
常寂光寺・二尊院・圓光寺・詩仙堂・建仁寺・安井金毘羅宮
早朝・穴場スポット・事前予約 静かな拝観とお参りができる場所 6選!
嵯峨野にある 穴場スポット 塀のないお寺 常寂光寺
嵯峨野、小倉山の山麓にひっそりと佇むのが今回ご紹介の常寂光寺です。
嵐山の竹林の喧騒を抜け、まるで違う土地に来たような静けさです。平安時代の歌人「藤原定家」ゆかりの地でもあります。四季折々の自然の魅力がありますが、11月中旬のもみじは特に素晴らしい。深紅や黄色の葉が石段やコケの上に落ちでいる様は、平安時代から変わらぬ風情なのかもしれませんね。
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仁王門をくぐり本堂まで急な石段をを登り、ご本堂の建っている所でしばし休憩。そこからもきれいな景色が見えます。ご本堂の淵に腰を掛け休んでいる間は 自然の空気をいっぱい吸ってリフレッシュ。森林のいい香りでしたよ♪
そこから更に登ります。多宝塔の横を通り過ぎ、さらに上へ行きますと展望スペースがあります。そこからは遠くの京都タワーまでの景色が一望できます。
紅葉の時期でしたが、平日という事もありそれほどの混雑もなく、嵐山観光の若いお客さんより、大人の方が多い印象でした。
拝観時間AM9:00~PM5:00(PM4:30受付終了)
拝観料:500円
京都府京都市右京区嵯峨小倉山小倉町3
小倉山の山麓 静寂と出会う 二尊院
耳を澄ませて、時を忘れる。
本当の静寂とは、無音ではありません。
まっすぐに伸びた参道を通り抜けた先、紅葉や桜の木に包まれた美しい景色の中で、一度だけ耳を澄ませてください。日常の生活では聞き逃してしまう音が聴こえていきます。
木々はゆれ、鳥は鳴き、水は流れ、そして人はいる。
引用元:二尊院パンフレット一部抜粋
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まさにここには静寂の時間が流れていました。普段の生活で音や空気は自然と過ぎ去っていて、そのことに意識を向けることはないですね。ここでは、様々な音が聴こえてきました。鹿威しの音、梵鐘の音、線香の香り、木の床を歩く音。一人旅では尚更、この「音」や「空気」を肌で感じられると思います。この「音を感じる」については、今回の旅の「両足院・座禅体験」でも体感してきましたのでそちらの記事も併せてご覧ください。
二尊院の寺の名前のとおり「釈迦如来」と「阿弥陀如来」の二如来像があります。二つ並んだ如来像が見られるのは大変珍しいですね。そして境内にあります「しあわせの鐘」はどなたでもつくことが出来ます。梵鐘の音を聞くと心が和みます。
こちらの寺院は「常寂光寺」から歩いて2~3分ほどのところにありますので、併せて拝観をお勧めします。
二尊院総門から境内まではさまざまな表情があり、とくに「紅葉の馬場」と呼ばれる参道を進むにつれ、景色がかわります。なだらかな上り坂ですので、それほどしんどくはありません。秋の二尊院も綺麗ですが、雪降る静寂な空気もまた違った魅力がありそうで次回は冬に是非、訪れてみたいと思いました☃ 筆者は道民なので雪道は得意ですゆえ
拝観時間:9:00~16:30(受付終了) お休みなし
料金:500円
都府京都市右京区嵯峨二尊院門前長神町27
早い時間の予約でフォトジェニックな景色 圓光寺
瑞巌山 圓光寺
開祖は徳川家康公。洛北、一乗寺界隈の住宅地の中にあります。
「十牛の庭」からの紅葉が有名ですので、混雑防止から完全予約制となっています。AM8時に予約をし拝観してきました。
朝の静けさの中でゆっくり拝観できました。写真撮影もGOOD
但し時間が過ぎるごとに、人が増えAM11時頃には大変な混雑。できれば8時~9時の早朝に予約がお勧め。
また「 水琴窟 」の透き通る音も聞けました。裏山に上がりますと徳川家康の歯を埋葬した東照宮があり、洛北の景色が一望できます。
尼寺として長い歴史のある「圓光寺」日曜早朝に予約制で座禅会も実施されています。内容は座禅、作務(おそうじ)体験のほか、朝粥もいだだけるようです。前日までの予約で志納金1000円
詳しくは公式HPをご覧ください ※紅葉の特別拝観の時期は行っていないようです。
【期間】11月12日(金)~12月5日(日)
【拝観時間】8:00 ~ 17:00
【拝観料】大人 ¥1,000 / 高・中・小学生 ¥500
【住所】京都市左京区一乗寺小谷町十三番地
詩仙堂 丈山寺
京都市左京区一乗寺にある詩仙堂は、江戸時代の文人・石川丈山の晩年を過ごした山荘跡です。
凹凸窠(おうとつか)←でこぼこした土地に建てた住居という意味だそうです。
入り口の門から次の門までの間の石畳は少し弧を描くような道であり、さらに二つ目の門の「老梅関」をくぐるり建物の中に入ります。
詩仙の間から見える秋景は立体感があり手前の緑のサツキの木と背面のもみじがとてもきれいです。
居所であったことを伺える「おくどさん」(だいどころ)もありました。
圓光寺より歩いて2~3分程度で着きますので併せて拝観されること良いですね。
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〒606-8154 京都市左京区一乗寺門口町27番地
開門時間:午前9時~午後5時 (受付終了午後4時45分)
拝観休止日:5月23日
拝観料:大人500円 高校生400円 小中学生200円
朝日と紅葉のコントラストが美しい 建仁寺
京都最古の禅寺「建仁寺」
俵谷宗達「風神雷神図」や「○△□の庭」、「潮音庭」など見どころ満載ですが
今回は人の少ない時間帯で、静かな秋の建仁寺を散策しました。
朝7時ころの境内の様子です
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京都市東山区大和大路通四条下る小松町
普段は観光客で賑わっている「花見小路通」もひっそりとした静けさ。
朝焼けの建仁寺、人気の祇園界隈のお寺さんです。早朝、静かに京都の秋を満喫できます。
この日は朝8時から建仁寺塔頭の両足院にて座禅体験のため少し早めに伺いました。
座禅の様子は次回紹介します。
建仁寺におきましては坐禅と法話の会、「千光会」を毎月第二日曜日午前7時30分より行っております。
参加費は無料です。予約も不要
午前7時30分より坐禅を2回行います。(20分×2回)
その後、お経を唱和した後に、最後に管長猊下の御法話があります。
終了は9:30 前後になるそうです。
拝観時間:10時~17時まで
拝観料:大人600円、子供300円
縁切り・縁結びのパワースポット 安井金毘羅宮
あらゆる悪い縁を切り、良縁を結ぶ
言わずもがな知られているパワースポットです。
御祭神は崇徳天皇、讃岐の金刀比羅宮より勧請した大物主神と、源頼政公です。御祭神のおひとりである崇徳天皇は、日本史の詳しい人は解るかもですが、祟りの神として知られています。事実は少し違っていて、讃岐の金刀比羅宮で一切の欲を断ち切って参籠(おこもり)されたことから、安井金毘羅宮は古来より断ち物の祈願所として信仰されてきました。また、戦によって心ならずも寵妃阿波内侍とお別れにならざるを得なかった崇徳上皇は、人々が御自身のような悲しい境遇にあわぬよう、幸せな男女のえにしを妨げる全ての悪縁を絶切って下さいます。男女の縁はもちろん、病気、酒、煙草、賭事など、全ての悪縁を切っていただいて、良縁に結ばれるというわけです。
ですから、安心してお参りしてくださいね。
物凄い恨み、嘆願の書いた絵馬の横をそーろと通り、参拝👏
断ち切りたい縁、結びたい縁を一心に、ぶつぶつ言いながら記載台にて書き込む😓
結構狭いです。腕の力や足の力、普段使わない体の筋肉を使います💦
朝も早くから、なんとなく客観的に滑稽な自分の姿を想像しながら…
縁切り縁結び碑の好きな所に張り付けておわり。
筆者は今回を含め、7回の京都旅をしているのですが、なぜか、必ずここに吸い寄せられるようにお参りに伺っております。
お友達や娘、妹、そして私へ「えんきり・えんむすび」のお守りを買って帰ります。結構効果を感じました。。信じる気持ちが大事な気がします また、雪の降るころにお礼参り行こうかと思います。
独特の雰囲気ですが、日中は人も多く、碑をくぐる長蛇の列ができるのも珍しくありません。
今回は早朝7:30頃に伺いました。誰の目も気にせず!くぐれます。縁結びもしくは!?縁切りをお参りされたい方は
是非。
おみくじはこの「縁みくじ」をいつも頂きます。
和歌が書いてあり、さらに「あなたが、ご縁を持っている人との悪縁度○○%」なんていうのも書いてますよ。
「青いえんぎり」守りと「赤いえんむすび」守りは対にして持ち歩くと良いそうです
拝観時間は自由です
※お守り、絵馬等の授与所は午前9時から午後5時30分
京都市東山区下弁天町70
まとめ
今回は、穴場スポット、早朝や事前予約など、1年で最も込み合う秋の京都を比較的静かに巡ることのできる寺院を6か所、ご紹介してきました。この季節ならではの「錦に彩られた京都」一人旅で訪れてみませんか?
自由な時間を楽しむ人へ ヒントをこれからもお届けしていきます