今回は採用選考におけるQ&Aを紹介していきます。
ハローワークを利用の方で積極的に就職活動をしている方へ向けお渡ししている資料があります。
今回の内容は独自調査をし作成しているデータの一部抜粋も含まれています。
就職活動中の方に知って頂きたい、とても有益な情報です。
すぐに使える情報ですので、是非活用してみてください。
またちょっと気になる「採用選考Q&A」もお伝えしていきます。
難しい内容ではありません。再確認をすることで、万全な対策を図れること間違いなしです
・今、まさに転職活動中の人
・久しぶりの就職活動で5年以上間が空いている人
・在職中の方や気軽に就職相談できる環境にない人
面接でよく聞かれる質問 13選
なぜ、このような質問をするのか?採用側の意図を考える。
1位 | 志望動機 | 152票 |
2位 | 自己PR | 92票 |
3位 | 長所と短所 | 86票 |
4位 | 会社についてや仕事内容を説明後、求職者の受け答えを観察 | 85票 |
5位 | 趣味・特技 | 74票 |
6位 | これまでの職歴(アルバイト経験も含む) | 56票 |
7位 | 今まで、頑張ってきたこと | 55票 |
8位 | 自覚している性格 | 54票 |
9位 | 入社後のビジョン | 48票 |
10位 | 苦労話と克服談 | 34票 |
11位 | パソコンスキル | 22票 |
12位 | 最近の気になるニュース | 12票 |
13位 | その他(スポーツ経験、退職理由、集団経験、倫理観、道徳観) | 17票 |
上記の表から、志望動機はもちろんですが、その他回答の多かった、いくつかの注目ポイントがあります。
1~3位までは書類作成時に、ある程度対策できている人が多いのですが、4位の「会社について」「業務内容について」はどうでしょう。
ホームページでその会社の業務内容の確認だけではなく、一歩踏み込んだ「あなた独自の目線」をPRする必要があります。
例えば、
これは9位の入社後のビジョンへの回答にも使えます。
また、 10位の「苦労話と克服談」これは職務経歴書に必ず記載する「自己PR」や「活かせる能力」のことですね。
12位の「最近の気になるニュース」は、時期は1か月以内の範囲がよいと思います。
また話題に関しては、本当は違うニュースや話題が気になるところかも?ですが、ここは面接です。応募しようとする業種に少なからず関連のある話題にするか、その話題から志望動機、自己PRに繋がるようなニュースがより効果的です。
ズバリ採用担当者に質問 どんな点を評価しますか? 心理学を使い効果的に対策
1位 | 挨拶、服装、言葉遣い等の社会人としてのマナー | |
2位 | 仕事に対する熱意、前向きさ | |
3位 | 実務経験あり、即苦戦力として期待できそうだった | |
4位 | コミュニケーション能力等 | |
5位 | 志望動機・転職理由が明確 | |
6位 | 免許・資格等 | |
6位 | 面接の際の第一印象 | |
8位 | 知識・能力面の潜在能力 |
注目すべきポイントは全体的な印象と6位にもある「第一印象」です。
志望動機は先ほどのデータでもわかるように、必ずと言ってよいほど質問されます。また履歴書の作成時に重点的に時間をかけて作成します。
けれど最終的に採用の決め手となるのは、その人の雰囲気や所作なんです。
これ、実は無意識に相手へのイメージを決める心理的効果「初頭効果」が大きく影響しています。
例えば・・・
- 入室時、明るい声であいさつしてくれた
- 服装、靴、髪型にとても清潔感がある
- 面接官の目を見て、一生懸命さが伝わる
- あいずちを打ち、話を聞こうとする姿勢がある
- 話し方が丁寧
このように、面接官があなたを面接時の早い段階で無意識に評価し、印象付けるのです。
結果、「この人はきっと仕事ができるだろう」とか「仲間として溶け込んでくれる」とその期待を支持する情報にのみ注目する。
逆に最初の印象が悪いと、せっかくのあなたのスキルや強みが初めに受けたマイナス方向に印象付けられ、支持されてしまう可能性があるのです。もったいないです。
今後、面接での対策については随時紹介していく予定です
※「初頭効果」は就職エージェントやハローワーク相談員に好印象を持ってもらうことでも使えますよ。
いま就活中の方はこちらも参考にしてみて
ちょっと気になる 採用選考Q&A
誤字脱字のある履歴書の評価は?
やはり「減点する」とした事業主が大半を占める結果となっています。
書類の送付前には、必ず「誤字・脱字」がないか最終確認する事を心掛けてください!
余談…そういう筆者は記事UP前に、誤字脱字だらけで、日々反省です💦
写真が古そうな場合の評価は?
「写真が古そう」➡あら?別人?という時の面接官の心理を考えるとわかりますね。
履歴書で一番最初に目が行くのは、写真なんです。その写真の印象と志望動機を見て期待感を持ちます。いざ面接でお会いしたら・・・😲!
あなたがもし、採用側の立場ならどうですか?
また、他社へ応募した履歴書の写真の使いまわしも、わかってしまう場合がありますよ。
職務経歴書が必要書類に明記されてない場合、提出した方が良いですか?
応募書類として「職務経歴書」を求めない求人者もありますが、選考の資料として頂ける場合が多いようです。
職務経歴書に記載した、職業経験等の自己アピールが、求人者にとって「採用したい!」と思わせる材料であると思えば、A4一枚程度で応募書類に同封することをおススメします。
ただし、2枚、3枚と複数枚による「俺の話を聞いてくれ」は逆効果です。気を付けましょう。
面接回数、面接時間、会場や場所、応募者の入室するタイミングって?
面接回数の平均
原則1回(83%)、2回(14.9%)、3回以上(1.1%)
2回目以降の面接は、役員クラスの面接が多いようです。1回目の面接の振り返りを行い、2回目は「将来のビジョン」や「仕事への考え方」の質問など難易度が少し高まります。ご自身の仕事への考え方や価値観も言語化できるように準備が必要ですね。でも、最終面接ですので、「ありのままの自分をアピールする」の意識があれば大丈夫です
面接スタイル
応接テーブル(42.5%)、MGブース(23.7%)、応接ソファー(17.9%)、特設面接会場(15.0%)、その他(1%)
業種にもよりますが、ミーティングテーブルでの面接が増えています。応接ソファは背もたれに背中が付かないように注意しましょう。※このデータはコロナ前のものです。最近はオンライン面接で行う形式がとても増えました。
カメラの角度や周辺環境など、異なる注意点があります。
応募者が入室するタイミング
先に入室して待ってもらう(38.6%)、待合室で待ち、準備が出来たら呼び出し入室(33.1%)、面接官と同時に入室(28.3%)
面接の練習時はノックをしてから入室してもらうパターンが定番でしたが、最近は先に入室し後から担当者が来るパターンの方が多くなってます。また、2回面接がある場合、最終面接はノックして入室の場合が多いようです。
まとめ
今回は面接で聞かれる質問やどんな点を評価して、採用してくれるのか、採用者側の目線から考察してみました。
今回の記事で対策についてはあまり触れていません。今後「面接の効果的な受け答え」や「オンライン面接」など具体的な対策についても情報提供予定です。
自分らしい生き方をするためのお仕事探しをされる方を応援します!