転職活動は時間も労力も使います。ステップアップのための転職を除き、積極的に行う方は少ないです。
企業採用担当者はこう思っています。良い方に長く勤めてもらいたい。 将来の会社経営に大きくかかわる大切な”人材”を、ベストマッチで採用したいのが本音
こんな人に来てもらいたいな・・・・
この人で大丈夫だろうか?長く勤めてくれるだろうか・・・
民間リクルートエージェント3社での就職支援や官公庁での職業相談員の経験から、採用担当者、求職者の双方の
タイムリーな声をこっそりを紹介していきます。
この記事から以下のことがわかります!
- どのような求人を選べば良いのか、見極めのコツ
- 採用されやすい人、そうじゃない人!?の傾向
- 生涯で最後の求職活動にするためのヒント
こんな方におススメの内容です
1.コロナ感染症の影響により、思わぬ離職や減収により転職を考えている
2.職歴が多く、もうこれ以上職歴を増やしたくない
3.もうすぐアラフィフ 数年先にまた転職活動するのは不利と思うし、次の仕事をリタイヤまで続けたい方
長く勤められそうな求人の特徴3選
ここではハローワークの求人からこんなところに注目してほしい点を3つ紹介していきます
派遣、請負ではなく、直接雇用であること
これは「期限の定めのない」という条件です。派遣就業は同業種、同課で3年以上同じ人材を使うことが出来ない決まりです。ただ、同じ職場で派遣から直接雇用に切り替わる「紹介予定派遣」や派遣元で直接雇われることとなる「無期雇用派遣」は例外です。ですから長期就業希望の方は直接雇用の求人での応募をおススメします
※但し、派遣就業の利点もありますので今回はあくまでの「長期就業」を念頭に置いたアドバイスです
※3年超えても働ける例外規定あり
マイナビスタッフ
めったに見かけない会社の求人
めったに見かけない会社の求人です。
好条件の求人は公開されたとしても、応募者が殺到し、早々に求人取り消しになります。さらに、多くの中からより優秀な人で条件に合う方を採用する機会が増えます。結果、「良い求人」はあまり見かけない求人を選ぶのが良いです。
逆にハローワークでの求人検索のほか、求人誌や検索サイトからよく見かけているなんていう事、よくあります。
「出入りが多い」と確かに言えますが、一概にそれだけで判断はできません。例えば○○病院でナースの求人がいつも出ている。「人間関係が悪いから離職率が高いのかな」と感じます。採用担当者に話を聞くと、同じナースでも日勤専門や、外来勤務や病棟勤務など役割の違う求人の場合。ほか、事業所規模が大きいと円満退職の人も少なくありません。よく目にする会社ですが避ける必要はない求人かもしれません。
また「月のはじめ頃にでる求人で 尚且つ比較的少人数企業」です。ハローワーク求人は受理日された月から翌々月末日(2か月間)に採用が決まらなかった場合、自動的に取り下がります。その後、再度求人者が申し込みをすると「同じ文言で真新しい求人受理日」で有効な求人となります。採用基準が厳しいか、応募者が辞退してしまい、長い間求人を出し続けてしまうという状態になります。良く見かける求人はこの傾向にあります。
このような求人には要注意かもしれません。気になるものがあれば念のため、HPなどの確認お勧めします。
正社員登用の実績があること
過去5年間の正社員登用実績がある会社の場合、入社時「契約・パート社員」となるが、その求人に実際応募する際、「自己PRを工夫すること」で、長期雇用の採用が期待できます。
「今は子供が小さく、契約(パート)社員での応募ですが、将来的には正社員を目指し貴社に貢献させていただく所存です」
こんな人に来てもらいたい企業は、業種にかかわらず多いです。
どんな人が採用されやすい?
では、どのような人が長期的に働く(雇用の定めなし)条件の求人で採用が出るのでしょうか?
持っているスキルに多様性のある人
例えばパソコンスキルが条件の求人は、マイクロソフト特に「エクセル」「ワード」「パワーポイント」が、かたよりなく使える方が採用されやすい傾向です。また老舗の会社だと「一太郎」「ロータス」のソフトを使い、歴代顧客リスト管理をしている会社もあります。その場合ある程度、キーボード操作やプリント方法など、パソコン基礎が理解できる人なら対応可能ですね。
経理ソフトやCADなど、ある特定のソフトを使っての業務も、基礎知識がある方であれば、ソフトの種類が異なっていたとしも慣れてしまえば対応できます。
また、業務内容も同じことが言えます。たとえ同業種の転職だとしても、扱うソフト、やり方は異なりますが、基礎知識があることで対応できるでるので長く勤めていただける人といえます。
適応力のある人
どんな場面でも「適応力のある人」はそれだけで優位です。今回のテーマ「長くお勤めしてくれそうな人」目線からも、重要な資質です。なぜなら、社内異動や転勤、または中途採用で、人の出入りはどの会社にも一定数あります。新しい業務をしてもらう場合、人の出入りでやり方が変わるなど、まさに「適応力」が求められます。様々な場面や状況の際、円滑な関係を継続してくれるからです。これ、実はスキル面よりも重要なポイントです。
自宅から職場が近い人
転勤がないパート勤務を考えている方特には有効です。雇用主は働く人が通勤時に事故に遭った場合に保険で補償する義務があり「通勤災害」に該当します。働く方が遠ければ、もちろんリスクも高まります。また福利厚生の要素が大きい「交通費」も遠い方にはより多く支払いしなくてはなりませんね。
また、通勤が遠いと働き始めは感じなかったけれど、もっと近いところで働きたいな・・・と思うように。「通勤が不便だから」は離職理由の上位です。以上の理由から自宅から職場が近い人が選ばれやすいです。
これまでは長く働ける「求人の見極め方」と「長く働ける人」をご紹介してきまました。
では最後に・・・
こんな人は難しいかも!?長く働ける会社に採用されない人の特徴3選
本人が希望する条件を一つも譲歩できない人
自分が希望する条件にピッタリとマッチするはほぼありません。
休みが多く、難しくなく、きれいなオフィス、残業なし、手当も、ボーナスもあって・・・・
そんな会社があれば良いのですね。
逆に考えると、会社側も条件にピッタリの人材はいないのです
現実はほぼありません。ではどうすればよいか。優先順位をつけて消去法で求人を絞っていける人は良い出会いがあり良い就職ができます。採用側だって同じことが言えますよね。条件面については面接で双方が対等な立場で決めることが出来れば、満足のいく転職となり結果、長く働けます。
今回、応募しようとする会社と「同じ職種で離職」が複数ある人
特に直近が同じ職種であれば、面接官から「なぜ、その仕事を辞めたか?」を突っ込まれます。対策次第では、プラスに変えることが出来ますが、大半の場合「人間関係」「収入面」が主な転職理由の場合が多いため、後ろ向きな印象を持たれがちです。これは一概に「同じ職種の職歴がある人はダメ!」という意味ではありません。こんな人こそ、応募書類や面接対策をしっかりすることでカバーできます。ただ・・・やはり離職が複数あるのは、そもそもその業種に「向いてないかも?」という場合もあります。
志望動機に魅力がない
これは、どんの条件の会社に応募する際も同じことが言えます。よくあるケースがは同じ職種なら「抽象的でどの会社に出しても通用するテンプレートみたいな志望動機」を書いてしまう人。極端な例でいえばコピーで代用していまう人です。志望動機は写真の次に重要です
まとめ
今回は「最後の仕事にしたい人!必見」求人の選び方から、長期就業可能な会社に「採用される人」「不採用な人」を解説してきました。応募する方の年齢や職種で少し異なりますが、どの分野でも共通の内容でお届けできたと思います。
仕事探しは、人生のリセットポイントになることが多いです。
分岐点にご自身が立ちます。その時に自分自身を振り返っていただく絶好の機会でもあります。
参考になればうれしいです。
より充実した自由な働き方を探す人を応援します!